VanEckが米国初のイーサリアムETFを申請
米の大手資産運用会社VanEckが、イーサリアムに関連するETF(上場投資信託)の目論見書を米国証券取引委員会(SEC)に提出したことが明らかになった。
承認されれば米国初のイーサリアムETFとなる。
米国初となるイーサリアムETFの申請
5月7日付でSECに提出された目論見書によると、今回申請されたイーサリアムETFが承認された場合、Cboeグローバルマーケットが所有するCboe BZX取引所へ上場され、VanEckの完全子会社であるVanEck Digital Assetsによってスポンサードされる。
VanEckが今年3月に行ったビットコインETFの申請書では、Cboe BZX取引所も共同申請者として記載されている。
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1ヶ月足らずで10億ドルのAUM
VanEckが申請中のビットコインETFについては、SECが4月末に45日間の審査期間の延長の判断を下したばかりで、6月17日前後に改めて判断されることとなっている。
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米国ではVanEckの他、複数の会社がビットコインETFの申請を行うなど、需要が高まる暗合資産(仮想通貨)ETFだが、現在までに承認には至っていない。
カナダでは今年2月に北米初となるビットコインETFが承認されたのに続き、イーサリアムETFなど複数のETFが立て続けに承認されており、4月19日にトロント証券取引所(TSX)で取引が開始されたばかりのCoinSharesのビットコインETF「3iQ CoinShares Bitcoin ETF(BTCQ)」は、既に運用資産10億ドルを超えたことが報告されている。