米SEC、VanEck社申請のビットコインETFの審査期間を延長

米SEC、VanEck社申請のビットコインETFの審査期間を延長

米SEC、VanEck社申請のビットコインETFの審査期間を延長

米国証券取引委員会(SEC)が、米の資産運用会社VanEckが申請中のビットコインETF(上場投資信託)について、承認の可否を判断する審査期間を45日間延長することが明らかになった。

SECはやはり慎重な判断

VanEckによるビットコインETFの申請は、3月15日にSECがこれを受理し、45日間の審査期間に入っていたが、今回審査期間をさらに45日間延長し、6月17日前後に改めて判断されることとなった。

SECが行う審査期間の延長については、最大240日まで認められている。これまで市場における価格操作の可能性や詐欺などの懸念から、ビットコインETFの承認を見送ってきたSECは、今回の申請においても可能な限り審査期間を延長し、慎重に判断するものだというのが大方の見方であった。

北米で暗合資産ETFが続々と承認

カナダでは今年2月、北米初となるビットコインETFが承認されたのに引き続き、イーサリアムETFの取引がトロント証券取引所(TSX)ですでに行われており、今月23日にはカナダ最大手のデジタル資産投資会社3iQ Digital Asset Managemenがカナダ国内で4つ目となるイーサリアムETFを上場している。

こうした情勢の中、VanEckの他、Valkyrie Digital AssetsやWisdomTree Investmentsなどの申請が、米国初となるビットコインETFとなるのか注目が集まっているが、今回の審査期間延長を受け、VanEck以外の申請についても同様に審査を延長するとの見方が強まっている。

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