全国初!飯塚市、行政文書のデジタル化社会実験を開始!

全国初!飯塚市、行政文書のデジタル化社会実験を開始!

全国初!飯塚市、行政文書のデジタル化社会実験を開始!

20日、株式会社chaintope(福岡県・飯塚市)は本日から来月28日まで旧伊藤伝右衛門邸など観光名所も多い人口約12万都市である福岡県飯塚市にてブロックチェーン技術を用い行政文書のデジタル化社会実験を開始することを発表した。

株式会社chaintope、「トラストシステム」構築し行政データのデジタル化実現へ

株式会社chaintopeはここ最近日本からの移住者もとても多い都市マレーシアのクアラルンプールにも拠点を持ち、昨年10月にはTapyrusプラットフォームが水産庁の漁獲物トレーサビリティ実証事業に採用されたりなどなにかと話題の多い企業だ。

同社は福岡県や地元の大学理工学部の協力のもと、行政データのデジタル化を実現するための基盤となる「トラストシステム」の構築及び運用体制の構築を行っている

今回の社会実験では、市役所にわざわざ足を運ぶことなくスマートフォンに住民票をデジタルデータとしてダウンロードし、そのまま会社や団体に提出、認証までを行うという住民の大切な「時間」と「手間」を大幅に削減してくれる。

ブロックチェーン技術「Tapyrus(タピルス)」新たな生活様式提供へ

我々の生活はコロナ禍のなか、ここ1年という短い時間のなかでこれまで当たり前だった事が当たり前でなくなってしまったことも多い。そして、リモートワーク推奨や外出自粛など新しい生活様式に少しずつシフトしてきているなか、国や地方行政が提供する住民サービスにおいても、新たな変革が求められている状況だ。

今回の「トラストサービス」という点においての各種証明書の発行には、「申請」し「発行」され「受領」という3つのプロセスがあるが、今回のデジタル化社会実験では特に2番目の「発行」と3番目の「受領」のデジタル化を対象とする。飯塚市が電子署名したデータと交付した日時を保管する仕組み(タイムスタンプ)を独自に構築し情報はchaintopeのブロックチェーン「Tapyrus(タピルス)」によってWEB上にリリースされる仕組みだ。

ブロックチェーン技術により安全に管理されることも大きな特徴のひとつである。ブロックチェーンは世の中を変えた、と言い切っても良いだろう。きっとこれからもあらゆる変革をもたらしてくれるのがブロックチェーンだと思う。10年前と今を比較してブロックチェーンが新たな生活スタイルを用意してくれた。

 

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