Binance、オンタリオ州でのサービス提供を停止!既存ユーザーも

Binance、オンタリオ州でのサービス提供を停止!既存ユーザーも

Binance、オンタリオ州でのサービス提供を停止!既存ユーザーも

暗号資産(仮想通貨)取引所Binanceが、カナダ・オンタリオ州でのサービス提供について、既存ユーザーも含めて完全に停止することが明らかになった。

停止後も一部ユーザーがサービスを利用

Binanceは2021年6月、コンプライアンスの継続的な遵守のための規約更新により、オンタリオ証券委員会(OSC)が管轄する制限区域への抵触を理由に、サービスの提供を終了することを発表した。

これにより新規ユーザーの口座開設はストップし、オンタリオ州の既存ユーザーについても、2021年12月31日までに全てのポジションを清算するようBinanceがアナウンスしていたが、一部のユーザーが引き続きサービスを利用している状態が続いていたものだ。

今後違反した場合は法的執行措置も

OSCによると、2021年12月29日、Binance側からオンタリオ州での事業継続が許可された旨の誤った内容の通知がユーザーに届き、翌日の調査でBinanceの関連企業も含め、いかなる証券登録も許可されていないことが判明したという。

今回Binanceは、今後オンタリオ州での新規口座開設の停止と、改めて既存ユーザーへのサービス提供を完全に停止する旨の書簡をOSCに提出した。

OSCは今後のBinanceへの対応について次のように説明している。

「OSCは、事業に記載されている出来事に起因しないオンタリオ証券法の過去、現在、または将来の違反に対して、Binanceに対して執行措置を講じる権利を留保します。」

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