Binance、暗号資産業界初となるロシア銀行協会に加盟

Binance、暗号資産業界初となるロシア銀行協会に加盟

Binance、暗号資産業界初となるロシア銀行協会に加盟

暗号資産(仮想通貨)取引所Binanceが、暗号資産関連企業として初となる、ロシア銀行協会に加盟したことを発表した。

専門知識やデータを提供

17日に行われたロシア銀行協会評議会で、連邦当局、立法者、デジタル金融資産およびデジタル通貨の分野の専門家との対話を確保するための「デジタル金融資産とデジタル通貨の専門家センター」を設立することを決定し、それに伴い専門知識や資料提供の役割を担うため、暗号資産取引所であるBinanceが協会に加盟することが発表された。

現在ロシアでは、暗号資産関連の規制整備を促進したい政府と、暗号資産の普及に否定的である中央銀行との間で議論が進められており、同センターの設立を通じて見識を深めたい考えだ。

暗号資産差し押さえの法的根拠についても議論

同日行われた会議では、違法に流通した暗号資産の差し押さえの問題が、一般的な普及や規制整備を妨げる障壁となっている事について議論された。

専門家によると、違法な手段によって取得された暗号資産を追跡する十分な技術はあるが、それを押収するための法的根拠がなく、罰則に関する明確な定義もないため、裁判での権利保護の問題にもつながっているという。

ロシア財務省の財務政策局の副局長であるAlexei Yakovlev氏は、議論を通じて次のようにコメントしている。

「暗号資産市場を規制する必要性に関する同省の立場を確認しました。このような規制により、新しい課題への対応と問題への取り組みが容易になります。」

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