Binance、シンガポールユーザーへのサービス制限を強化

Binance、シンガポールユーザーへのサービス制限を強化

Binance、シンガポールユーザーへのサービス制限を強化

大手暗号資産(仮想通貨)取引所Binanceが27日、シンガポールに居住するユーザーへのサービスをさらに制限することを発表した。

スポット取引やDeFiサービスを停止

Binanceによると、2021年10月26日より、シンガポールに居住するユーザーは、Binance.comでシンガポールドル(SGD)による暗号資産のスポット取引や、Binance独自のDeFiサービスであるBinance Liquid Swap(BSwap)の利用を制限される。

Binanceは今回の制限について次のようにコメントしている。

「私たちの目的は、ブロックチェーンテクノロジーとデジタル資産を中心に持続可能なエコシステムを構築することであり、そのような取り組みが長期的にはローカル市場での業界の成長に役立つことを願っています。」

規制当局による厳しい監視

Binanceは、ここ数か月、世界各国の規制当局から厳しく監視されており、シンガポール金融管理局(MAS)もBinanceに対し、シンガポールでの決済サービスの提供を停止し、シンガポール居住者への勧誘をやめるよう命令を下していた。

これを受けてBinanceは今月初め、シンガポールの規制に準拠するため、シンガポールドル(SGD)との取引ペアや支払いオプションの廃止、シンガポール向けアプリの削除などの対応を発表していた。

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