ビットコイン、史上初の2万ドル突破!

ビットコイン、史上初の2万ドル突破!

ビットコイン、史上初の2万ドル突破!

16日、ビットコイン(BTC)価格が史上初となる2万ドルの大台を突破した

ビットコインは、2017年12月に最高値を記録して以来およそ3年ぶりに最高値を更新したことになる。

Tradingview

3年前のバブルとは違うビットコインの成長

2017年のいわゆる仮想通貨バブルは、個人投資家中心の市場であったが、今年のビットコイン価格の上昇はそれとは全くの別物である。

2017年は仮想通貨が注目を集めた年であり、メディアなどでも仮想通貨という言葉を見聞きすることが多くなったことがバブルを引き起こした要因だ。

4月には「改正資金決済法」が施行され、「仮想通貨」から「暗号資産」へと名称が変更されると同時に、“資産”として価値が認められたこととなった。

それにより、仮想通貨に対する「怪しい」「危険」などといったイメージが徐々に変化し、「やってみよう」と思えるようになっていったと考えられている。

また、8月のビットコインのハードフォークによりビットコインキャッシュ(BCH)が誕生し、付与されたユーザーの「資産が増えた」という声が瞬く間に広まったことで、次回のハードフォーク(11月と予想されていた)を期待した買いが集中したのも一因である。

一方今年のビットコインの急激な価格上昇は、機関投資家や大手企業による大口の参入が後押ししている。

伝説のヘッジファンドマネージャー、ポールチューダージョーンズ氏やスタンレードラッケンミラー氏などといった機関投資家に加え、MicroStrategyが準備資産としてビットコインを大量購入するなど、大手企業による大口の資金流入が一因である。

これは、新型コロナウィルスのパンデミック、ロックダウンによるインフレへの懸念から、ビットコインがインフレをヘッジするための価値のあるストアであると考えられていることに他ならない。

また、仮想通貨ファンドPanteraCapitalの報告によると、仮想通貨を採用したPayPalSquareが、新規発行されたビットコインの大半を購入していることが、市場でのビットコイン不足を招いているという。

最高値を更新した現在のビットコインにはレジスタンスラインが存在しない。

今後の値動きに期待が高まるところだが、乱高下には要注意だ。