用語集(は行)

・ハードウェアウォレット

仮想通貨の管理に必要な秘密鍵を暗号化し、オフラインで安全に保管する為のウォレットです。
多くの方が誤解しているのがハードウェアウォレットの中に、写真や動画などのように仮想通貨がデータとして保管されていると思っている事。ハードウェアウォレットの中に保管されているのは、暗号化された秘密鍵で、仮想通貨は保管されません。

・ハーベスト

ハーベストとは、簡単に説明すると「ネム(NEM)のマイニング」です。NEMのブロックチェーン上での取引の承認を行う作業のこと。しかし、ビットコインのマイニングとは、根本的に異なります。
ハーベストがビットコインなどのマイニングと違う点は、「PoI」というコンセンサス(合意形成)アルゴリズムを採用している点にあります。
またマイニングをするにはハイスペックな専用のコンピューターが必要ですが、ハーベストでは専用機材は不要。10,000XEMの保有があれば、ハーベストに参加できます。

・Bitmain(ビットメイン)

Bitmainは、2013年にJihan Wu(ジハン・ウー)氏とMicree Zhan(マイクリー・チャン)氏によって設立された、中国北京に拠点を置く世界シェアNO.1のマイニング企業です。
ビットコインやイーサリアムなどのマイニングに特化したASIC(Application Specific Integrated Circuit:特定用途向け集積回路)を開発し、圧倒的な速度で膨大な量のマイニングを行なっている。

・ファンダメンタルズ

ファンダメンタルズとは、「経済の基礎的条件」と訳され、国や企業などの経済状態などを表す指標のことを指します。
国や地域の場合、経済成長率、物価上昇率、財政収支などがこれに当たり、企業の場合は、売上高や利益といった業績や資産、負債などの財務状況が挙げられます。
ファンダメンタルズをもとに株価や為替および仮想通貨の値動きを予測することをファンダメンタルズ分析といいます。

・Brian Armstrong(ブライアン・アームストロング)

米国の大手仮想通貨取引所CoinbaseのCEO。IBM、Deloitte&Touche、Airbnbで活躍してきたブライアン・アームストロング氏は、2010年のクリスマスにニュースに掲載されていたサトシナカモト氏の論文を目にし興奮したという。
2012年にCoinbaseを創業し、現在は米国最大手取引所となっている。仮想通貨業界ではかなり影響力のある人物。

Brian Armstrong(ブライアン・アームストロング)

・ブロックチェーン推進協会(BCCC)

BCCCは、日本においてブロックチェーン技術を普及推進する事業者団体。
ブロックチェーンの情報や基礎知識の取得技術者や企画者の育成、ネットワークの形成意欲的な実証実験や実装の実施ブロックチェーン関連のビジネスを市場に告知しブロックチェーンのビジネスへの普及を推進。
また、円に対して為替が安定したBCCC独自の仮想通貨「Zen」を発行している。第2フェーズにはステーブルコインを裏付け資産とした通貨バスケット型のステーブルコイン「ZENX(ZEN NEXT)」を発行する構想なども発表されている。(2020年1月時点)

・ペーパーウォレット

ペーパーウォレットとは、仮想通貨を紙で管理するウォレットのことです。
ウォレットとは通貨の秘密鍵を保管する場所なので、その保管媒体が紙であることは、秘密鍵をインターネットとは切り離した環境で保管するため、セキュリティ面に優れているといえる。
一方デメリットは「インクや紙の劣化や入手金が面倒、紛失した際に復元できない」などがあげられる。

・ペイメントチャネル

マルチシグという複数の秘密鍵による取引とアドレスを用いて、二者間の取引をオフチェーン(ブロックチェーンの外)で実行する技術。
これにより複数の取引を一つの取引としてブロックチェーンに記録するため、手数料の節約が可能となる。
またオフチェーン上で取引が完了するため、ブロックの承認をまたずして即座に送金することができる。