米ミズーリ州市長が市民にビットコインの配布を計画

米ミズーリ州市長が市民にビットコインの配布を計画

米中西部に位置するミズーリ州の都市クール・バレーのジェイソン・スチュワート市長が、全市民にビットコインを配布する計画があることを、地元テレビ局KSDKのインタビューで明かした。

デジタルゴールドとして市民の利益に

クール・バレーは人口約1500人の小都市で、各市民に最大で1,000ドル分のビットコインを配布する計画であるという。

スチュワート市長は、多くの専門家がビットコインの価値が今後10年間で指数関数的に増加すると予想していることを背景に、市民がビットコインを受け取ることを望んでいるとし、次のように述べている。

「ビットコインはデジタルゴールドのようなものです。」

「私の街のすべての世帯が、500ドルであろうと1,000ドルであろうと、ある程度のビットコインを受け取ることを望んでいます。」

 

5年間など凍結期間の設定も視野に

スチュワート市長は、財源については明言しておらず、協力的な投資家による寄付や、政府から支給される新型コロナウイルス関連の救済支援などの活用を示唆している。

その上で、5年間など売却することのできない期間を設けることを考えているという。

また、ビットコインマイニングによる環境への影響も考慮しているとして、次のように述べている。

「私たちはビットコインを提供すると同時に、すべての政府の照明などのように、街全体を太陽光エネルギーによるものへと転換させています。」

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