マイアミ市の独自通貨マイアミコイン、開始一週間で1億円の収益に
今月4日にローンチされたマイアミ市の独自暗号資産(仮想通貨)「MiamiCoin(マイアミコイン)」が、開始一週間で同市に100万ドル(約1.1億円)近くの利益を生み出していることが地元メディアGoverningの報道で明らかになった。
マイニングにより100万ドルの収益がマイアミ市に
マイアミコインは、お気に入りの都市をサポートしながら暗号資産を獲得するCityCoinsプロジェクトの第一弾として発行されたもので、70%がマイナーへ、残りの30%がマイアミ市へと送られるシステムとなっており、プロトコルがよりアクティブである程市への利益が大きくなる仕組みだ。
マイアミコイン製作者の一人であるPatrick Stanley氏は、マイナーの努力により既に市に100万ドル(約1.1億円)近くの利益がもたらされていると述べ、今後について次のように語っている。
「人々はマイアミを愛し、マイアミを支援したいと思っています。」
「理想的には、これらのアプリは以前よりもはるかに多くの市民参加を生み出します。」
今後取引所に上場の可能性も
現在州法および連邦法では、自治体が暗号資産を所有することは禁じられており、マイアミコインはドルに換算された後にのみマイアミ市の収益として受け取ることができる。
同市のフランシス・スアレス市長は、ビットコインをはじめとする暗号資産推進派として知られており、先月マイアミコインが生み出す資金の獲得を市当局に検討させる決議を提出したという。
また、現在のところマイニングでのみ獲得することができるマイアミコインだが、今後大手暗号資産取引所OKCoinに上場される可能性があるとのことだ。