ブラジル証券取引委員会が南米初のビットコインETFを承認

ブラジル証券取引委員会が南米初のビットコインETFを承認

ブラジル証券取引委員会が南米初のビットコインETFを承認

ブラジル証券取引委員会(CVM)が、南米で初となるビットコインETFを含む二つの暗号資産(仮想通貨)ETFを承認したことが明らかになった。

南米初のビットコインETF承認

今回承認されたのは、リオを拠点とする南米最大手の暗号資産管理会社であるQRAsset Managementが申請を行ったビットコインETFと、ブラジルのファンド企業Hashdexが申請を行ったビットコインを含む複数暗号資産のETFで、それぞれ「QBTC11」「HASH11」のティッカーシンボルで、ブラジルの証券取引所B3に上場される予定となっている。

南米でビットコインETFが承認されるのは今回が初の事例となる。

QRAsset Managementを運営するQR Capitalの幹部は次のようにコメントしている。

「この資産はマルチマーケットファンドのポートフォリオ分散の代替手段となる可能性があり、ファミリーオフィスやいわゆるプロの投資家から関心を集めています。」

相次ぐ承認により注目されるSECの判断

ビットコインETFは、ここ最近機関投資家などからの注目が高く、今年2月にカナダで北米初となる承認を含め複数のビットコインETFがトロント証券取引所に上場されたほか、今月15日には米の資産運用会社VanEckの申請が米国証券取引委員会(SEC)に正式に受理され、現在45日間の審査機関に入っており、米国初の承認となるか注目を集めている。

関連:カナダ規制当局がビットコインETFを承認!北米初

関連:米SEC、VanEck社申請のビットコインETFの審査を開始