山形県長井市、電子地域通貨「ながいコイン」を導入
山形県長井市が13日、地域内経済循環の創出やキャッシュレス決済の普及、決済データの利活用を目的に、長井市内限定で利用できるデジタル地域通貨「ながいコイン」を導入することを発表した。
プラットフォームは、株式会社エヌ・ティ・ティ・カードソリューションが提供するデジタル通貨発行代行サービス「おまかせ℮マネー」が採用される。
5月27日から利用開始
ながいコインは、長井市内の加盟店で使用することができるデジタル地域通貨で、市内の経済循環の最大化や、QRコード決済による手軽で非接触な決済手段の実現、事業者や市による決済データの活用、ボランティアポイントや健康ポイント等、市の施策におけるインセンティブとして活用することなどを目的として導入される。
出典:長井市
利用開始は令和4年5月27日からで、現在のところ長井市内の88店舗が加盟店として公開されており、順次拡大する予定となっている。
QRコードを用いたキャッシュレス決済
ながいコインは、NTTカードソリューションが提供する「おまかせ℮マネー」を活用して、発行、利用店舗での決済、利用店舗との精算等が行われる。
利用者は、販売店で購入したカードに表示されるQRコードを用いて、決済やスマホへのチャージ等を行う。
「おまかせ℮マネー」は、北海道富良野市が今年2月、NTT東日本と共同で実施した電子地域通貨「デジタル健幸ポイント」による実証実験でもプラットフォームとして活用されている。