尼崎市、来年導入される電子地域通貨「あま咲きコイン」について10月より実証実験を開始!

尼崎市、来年導入される電子地域通貨「あま咲きコイン」について10月より実証実験を開始!

尼崎市、来年導入される電子地域通貨「あま咲きコイン」について10月より実証実験を開始!

兵庫県尼崎市は、大阪市に隣接しており交通の便もいいことから、単身の若年層は多く生活している。だが、一方で高齢化とファミリー世帯の転出により、人口はピーク時より約10万人少ない約45万人まで減少した。

稲村市長は10年の就任以来、人口減少の対策も含めて経済と環境の両立に注力し、従来の工業地帯のイメージや犯罪や公害が多いといった悪い印象を一新することにより、子育て世帯を中心に若年層の支持を集めるまちづくりを狙った。

尼崎市が独自に導入する電子地域通貨「あま咲きコイン」とは 

あま咲きコイン」とは、兵庫県尼崎市が独自で発行する電子地域通貨であり、スマホアプリやカードを利用した尼崎市内のみで使えるキャッシュレス決済サービスである。

国連が推奨するSDGs(持続可能な開発目標)には一人ひとりの行動が伴わなければ目標を達成することは困難であり、持続可能な未来に向けて、楽しみながらヒトにも地球にも優しい行動を続けられる仕組みが必要となってくる。

そこで、健康づくりや省エネ行動、ボランティア活動などに取り組むと、「あま咲きコイン」が付与され、付与された「あま咲きコイン」は市内の加盟店において、1ポイント=1円で利用することができる。

「あま咲きコイン」を導入することによるメリット

国連が推奨するSDGsは、貧困や差別をなくしたり、安全な飲料や食料を確保したり、クリーンなエネルギーを世界中に届けるなど一過性のものではなく、地球全体で取り組むべき問題として提起されている。

SDGsが継続的に行われていくためには無理がない取り組みが必要であり、それにはまず日常生活をする上で行っている行動を少しだけ見つめ直してみるとよい。水や電気を節約したり、日常生活の中にも取り組める行動は沢山あるといえる。

尼崎市は「あま咲きコイン」を導入する以前にも、夏冬の電力需要のピーク時に節電依頼を受けた住民が自宅を離れ、駅周辺店舗で買い物をすれば通常の2倍の地域ポイントを付与するといった施策を行っており、まさに生活に根差した試みを行っているといえるだろう。

地域コインにはその環境独自で用いられる特性があり、より住みやすい街づくりを行う上でも大変有用であるといえる。

19年度の市民意識調査で市へのイメージが「良くなった」「どちらかといえば良くなった」は58.9%で、「悪くなった」「どちらかといえば悪くなった」の5.6%を大きく上回った。職住近接のニーズも高まるなか、尼崎が強みを発揮できる時代になったとして、稲村市長は自信を深めている。

また、尼崎市には多くの有名人が誕生しており、もっとも知られている有名人では、尼崎市民が誇る、尼崎が生んだスーパースターお笑い芸人コンビの「ダウンタウン(松本人志さん・浜田雅功さん)」が挙げられる。

また女優「南果歩」さん、EXILEの兄弟グループGENERATIONSのボーカル「数原龍友」さんらその他多くの一流有名人を輩出している。

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