日本初のブロックチェーンデジタル地域通貨(ステーブルコイン)「Byacco」がリリース!

日本初のブロックチェーンデジタル地域通貨(ステーブルコイン)「Byacco」がリリース!

日本初のブロックチェーンデジタル地域通貨(ステーブルコイン)「Byacco」がリリース!

5日、日本初のブロックチェーンデジタル地域通貨(ステーブルコイン)である「Byacco白虎)」の運用を2020年7月1日よりリリースすることが発表された

今回発表されたブロックチェーンデジタル地域通貨は、ソラミツ株式会社・有限会社スチューデントライフサポート・株式会社AiYUMUの3社で共同開発が行われ、ブロックチェーン技術である「ハイパーレジャーいろは」が基本システムとして活用されることにより、複数のデジタル地域通貨が直接つながることによって相互に関連し、運用を行うことが可能となっており、従来行われてきたクレジットカードなどの通常のキャッシュレス決済では対応できない決済方法として開発されたものである。

 正式にリリースされる「Byacco」とは

出典:Byaccoプレスリリース

デジタル地域通貨Byaccoは、その前身としてソラミツ株式会社とカンボジア国立銀行が共同で開発した世界初の中央銀行デジタル通貨「バコン」の技術がベースとなっており、これを現在の日本の環境にフィットするように改良したものである。

ベースとなったバコンはカンボジア国内において既に運用が開始されおり、実生活においても利用されている。この度まずは会津大学内の売店やカフェなどの施設にて利用を開始するとのことです。

導入に際するメリット・特徴・今後の展開

Byaccoにはブロックチェーン技術が活用されており、システム内にて用いられる通貨は実際の現金と等価であり、その価格は日本円と連動するデジタル地域通貨である。

利用に際しては、非常に低コストにより運営を行うことができ、また高度で強固なセキュリティー機能を有しているので、費用対効果・安全性の面でも申し分なく、取引自体もスピーディに行うことが可能となっている。

また、クレジットカードに代表されるような従来から行われてきた通常のキャッシュレス決済では実現することができない「転々流通」を行うことも可能であり、利用者の使途に応じた柔軟な利用ができることとなっている。

そして、紙幣や硬貨を使用しないので、地域通貨を利用することによってキャッシュレス決済が浸透していくことにより、店頭においてリスクの一つとしてあげられる物の受け渡しを要しないために、新型コロナウイルスの感染拡大の抑止対策にも有効であるといえる。今後も将来的には、日本国内において様々な地域でのデジタル地域通貨の利用が順次展開されていく予定である。

ブロックチェーン同士がつながることにより、相互に関連することができるので、海外のデジタル通貨と繋がってクロスボーダー取引を行うことも可能になる。

今回発表されたブロックチェーンによるデジタル地域通貨は、従来から行われてきたキャッシュレス決済機能を過去のものにする可能性を秘めており、資金決済の分野において革命が生じるかもしれません。

例えば、取引を行ったことにより取得したデジタル通貨を直ちに仕入れ資金の決済に用いるなど、今までは売掛金の回収を行ってからではないとすることができなかった代金の決済にもそのまま流用することも可能であり、資金決済にスピード感をもたらすことになります。

また、取引の改ざんをすることができないブロックチェーン技術を導入することにより、機動性を有するのみならず透明性を備えた取引を確保することも可能になるでしょう。

法定通貨に連動したステーブルコインであるため安定性も高く、今後活用事例が増加していくことが予想されます。

出典:Byaccoプレスリリース