不動産会社Vonovia、2000万ユーロのデジタル登録債券発行を発表!

不動産会社Vonovia、2000万ユーロのデジタル登録債券発行を発表!

不動産会社Vonovia、2000万ユーロのデジタル登録債券発行を発表!

13日、ヨーロッパの主要な不動産グループでありアパートを中心とした住宅の販売・賃貸や管理を行っている不動産会社のVonovia(ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州)は、Stellarブロックチェーンを使用して2,000万ユーロ(2,400万ドル)のデジタル登録債券の発行発表した。

ステラブロックチェーン活用、「より速く、より簡単に、より安く」資金調達可能に

発表によると、Vonoviaはステラブロックチェーンを展開して、不動産の権利を譲渡するためのセキュリティトークンを発行する。トークンは、firstwireと呼ばれるオンラインマーケットプレイスを通じて発行され、Vonoviaによると、ブロックチェーンを利用した債券の有効期間はトータル3年になる。

Vonoviaの最高財務責任者であるHelen evon Roeder氏は、ブロックチェーンを活用した債券のデジタル化により、同社は「より速く、より簡単に、より安く」資金を調達できるようになったと述べている。

「問題は透過的でリアルタイムに追跡可能であり、専門的な取引基準を保証し、また、世界中の新しい投資家にリーチすることもできる」

とRoeder氏は述べた。

ドイツ政府デジタル証券合法化、ブロックチェーン技術で証券管理へ

Vonoviaは、2019年9月にfirstwireプラットフォームに5,000万ユーロ(6,100万ドル)の約束手形ローンを提供した背景がある。

Vonoviaの債券デジタル化への移行は、ドイツの規制当局が2020年後半にデジタル化された証券の発行を正式に合法化した直後に行われる。12月中旬、ドイツ政府はブロックチェーン技術に基づくデジタル証券の場合、証券販売のための紙の証明書を持つ要件を削除する法律を可決したことが話題になった。

ドイツの金融センターのデジタル化を促進し、透明性、市場の完全性、投資家保護を強化するための連邦政府のブロックチェーン戦略の中心的な要件を満たすことが目的であり、Stellarネットワークは、ここ数か月で人気が高まっている状況だ。

2021年1月初旬、ウクライナ政府はStellar Development Foundationと提携して、新しいデジタル資産エコシステムと中銀行のデジタル通貨について協力することが明らかになったばかりだ。トークンは銀行とその顧客に新しい視点を提供し、トークン化により金融商品とサービスの範囲が大幅に拡大し、構造的に変化するだろう。

 

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