イーサリアム上の仮想世界Decentralandで、スペースXの打ち上げイベントを開催

イーサリアム上の仮想世界Decentralandで、スペースXの打ち上げイベントを開催

イーサリアム上の仮想世界Decentralandで、スペースXの打ち上げイベントを開催

イーロン・マスクが設立した「スペースX」の宇宙船「クルードラゴン」が31日、民間企業としては初となる有人宇宙飛行に成功し、イーサリアムのブロックチェーン上に仮想空間を構築するプロジェクト「Decentraland(ディセントラランド)」内でも、これを記念するライブイベントが開催された。

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出典:Decentraland twitter

この歴史的成功の様子は、TVなどの主要メディアの他、動画サイト「Youtube」や、ゲームに特化した配信プラットフォーム「Twitch」など、様々なサービスでライブ配信された。

仮想空間でユーザーがイベントを共有

Decentralandにおいても、仮想都市Genesis Cityに今月新たにオープンしたGenesis Plaza内の広場にて、巨大スクリーンに宇宙船打ち上げの様子が映し出され、同時に広場からロケットが打ち上げられるのを多くのユーザーが見送った。

Decentraland (@decentraland) | Twitter

Decentralandの概要

Decentralandは、イーサリアムブロックチェーン上に構築された仮想空間で、ERC-20トークンによる「MANA」というトークンを利用し、土地やコンテンツの売買など実際に経済活動を行うことが可能となっている。

ゲーム内部のデータはブロックチェーン上に構築されることから、ユーザーのコンテンツや資産が簡単にコピーされるようなことがなく、その価値が担保されるという仕組みだ。

Decentraland内の土地は「LAND」と呼ばれ、MANAトークンを使って売買されるが、2018年にはこの土地の一部が約2,400万円で購入されるなど話題となった。

リアルな仮想世界(メタバース)の先駆けとしては、一時的なブームを起こし日本でも話題となった「Second Life(セカンドライフ)」が2013年にスタートしており、当時からVR(仮想現実)を扱った構想やサービスは存在していた。

現在では最先端のテクノロジーであるブロックチェーンや、進化したネットインフラなどにより、コンテンツの幅が大きく広がっており、今後の発展にも注目したい。