暗号資産取引所Geminiがシンガポールドルをサポート
ウィンクルボス兄弟が運営する大手暗号資産(仮想通貨)取引所Gemini(ジェミニ)が、シンガポールドルのサポートを含めた新たな機能の追加を発表した。
シンガポールドルの他主要なDeFiトークンなど新たに20種をサポート
発表によると、モバイルアプリとデスクトップの両方でシンガポールドル(SGD)をサポートする他、ユーザーがアカウント口座により早く資金を転送するための新たな機能として、デビットカードを通じたSGDでの暗号資産購入や、即時電信振込サービスであるFAST(Fast and Secure Transfers)を利用した口座への資金転送などが追加された。
また、Yearn.Finance(YFI)、Uniswap(UNI)、Filecoin(FIL)などの主要なDeFiトークンを含めた20種のトークンのサポートを新たに開始した。
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— Gemini (@Gemini) January 26, 2021
GeminiのCEOであるタイラー・ウィンクルボス氏は次のようにコメントしている。
「シンガポールはアジアの中心にある金融の中心地であり、暗号資産業の急成長市場です。 シンガポールは私たちの最大の市場の1つであり、SGDをサポートすることは、暗号資産を通じて個人に力を与えるという私たちの使命におけるもう1つのエキサイティングなマイルストーンです。」
アジア市場への展開を本格化
Geminiは昨年6月、アジアへの本格的進出に向けたアジア太平洋地域の責任者を採用し、シンガポール金融庁(MAS)のライセンス取得を目指す方針を発表、また、8月には香港ドル(HKD)、オーストラリアドル(AUD)のサポートを開始するなど、着々とアジア市場への展開を拡大している。