米大手仮想通貨取引所Geminiがアジア進出に向け、アジア太平洋地域の責任者を採用
ウィンクルボス兄弟が運営する米国の大手仮想通貨(暗号資産)取引所Gemini(ジェミニ)は、シンガポールを拠点とするアジア太平洋地域の責任者として、Jeremy Ng氏を採用したことを発表した。
Jeremy Ng氏を採用したGeminiは、グローバルな拡大戦略の一環として、シンガポール金融庁(MAS)のライセンス取得を目指すという。
ゴールドマンサックス、モルガン・スタンレーなどの大手金融サービス組織で20年の経験
Jeremy Ng氏は金融サービスを提供するスイスの企業LeonteqのアジアCEOとして、およそ5年間務めたほか、ゴールドマンサックス、ドイツ銀行、モルガンスタンレーなどの大手グローバル投資銀行に勤務していた経歴を持つ。
アジア太平洋地域におけるGeminiの全体的な戦略の形成、製品の開発、および運用計画の作成を担当し、シンガポールでの物理的なプレゼンスを構築することとなる。
GeminiのCEOであるキャメロン・ウィンクルボス氏は、金融サービス業界で20年の経験を持つJeremy Ng氏に絶大な信頼を寄せ、次のように述べている。
「東南アジアは暗号運動の重要な部分です。シンガポール通貨当局は、さらなる採用と革新への道を開く思慮深い規制を開発しました。この主要なフィンテックのハブとアジア太平洋地域での存在感を築くことを楽しみにしていますジェレミーが道を切り開いた」
グローバルに事業を拡大するGeminiは、昨年8月に豪州に進出し、次に目を付けたのがアジアだ。
シンガポールをはじめとしたアジア市場への進出をさらに拡大するとみられている。