モバイル決済大手スクエア、アプリ内でドルコスト平均法によるBTC定額購入機能を導入

モバイル決済大手スクエア、アプリ内でドルコスト平均法によるBTC定額購入機能を導入

モバイル決済大手スクエア、アプリ内でドルコスト平均法によるBTC定額購入機能を導入

米サンフランシスコに本社を置くモバイル決済企業「Square(スクエア)」が、同社の開発する決済サービスアプリ「Cash(キャッシュ)」において、ビットコイン(BTC)を定期的に定額自動購入することができる機能を搭載した。

Twitter社とSquareのCEOを兼務するジャック・ドーシー氏が19日ツイッターで明らかにした。

新しい購入方法はCashアプリ内のAuto Invest(自動投資)機能を利用し、一括購入以外で「毎日」「毎週」「2週ごと」の中から選択し、定期的に一定金額分を自動購入する「ドルコスト平均法」に基づいた購入が可能となった。

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期間を分散させリスクを低減

ドルコスト平均法とは、株式や投資信託など価格が変動する金融商品について、一定の額を定期的に買い続け、購入期間を分散することで価格変動によるリスクを低減させるもので、この手法で金融商品を購入し続けた場合、価格が低いときの購入量は多くなり、価格が高いときの購入量は少なくなる。

このことについてSquareは「購入を時間をかけて分散させることにより、市場の変動の影響を最小限に抑えることができます。」と説明している。

アプリ内でのビットコインシェアの拡大

Cashアプリでは、上場企業の株式を購入することも可能となっているが、ビットコインに関連した取引需要が拡大を続けており、先月27日の発表では2019年第1四半期(Q1)のビットコイン売上高が過去最高を記録したことを明らかにしている。

仮想通貨デリバティブや、クレジットカード決済との連動など、仮想通貨取引におけるサービスが拡大を続けているが、Cashアプリは株式や銀行サービス、ビットコイン購入を一手に行うことができる独自性を持っており、今後追加される機能などについても引き続き注目したい。