仮想通貨モバイル決済企業「スクエア」のビットコイン取引の売上高が過去最高値を記録した
27日、カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置くモバイル決済企業「スクエア(Square)」は、2019年第1四半期(Q1)の決算を発表し、ビットコイン売上高が過去最高を記録した事を明らかにした。
スクエア社は、決済サービスアプリ「キャッシュ」を使ったビットコイン取引を提供している。また、スクエア社は一定数のビットコインを保有する事で、利用者がすぐにビットコインの売買ができるような仕組みとなっている。
同社の2019年第1四半期の決算では、ビットコインの最高値は売上高6550万ドル(約73億円)。四半期の報告書によると収益は6470万ドル、利益は約83万ドルとなっている。
2018年第4四半期の収益回収には5240万ドルが記録され、ビットコインの利益は49万ドルでした。したがって、 スクエア社は前四半期から80%の利益を得た事になる。また、2018年1年間のビットコイン売上高が1億6600万ドル(約182億円)以上だった事も明らかになっている。
ビットコイン売上高とは、スクエア社が消費者へのビットコイン販売によって受け取った売却額を示しており、消費者の口座にビットコインが移った時点で記録される事を指す。
ツイッターのCEOとスクエアのCEOを兼務しているジャック・ドーシー氏は仮想通貨に強く関心がある事で知られている。3月26日に新決済端末の発表の為に来日しており、その際に決済サービスアプリ「キャッシュ」を使ったビットコイン取引については、日本で始める予定はまだないと発言したとCNETジャパン報じた。
出典:business.nikkei.com