NFL選手が年棒の50%をビットコインで受け取り

NFL選手が年棒の50%をビットコインで受け取り

NFL選手が年棒の50%をビットコインで受け取り

米NFLカロライナ・パンサーズのプレイヤーRussel Okung(ラッセル・オクン)が、1,300万ドルの年棒の内、50%をビットコインで受け取ることを表明した。

2019年からビットコインでの支払いを熱望

ビットコインの利用を推進するwebサイトbitcoinis.comの立ち上げなど、以前からビットコインを支持していることで知られるラッセル・オクンだが、2019年に「Pay me in Bitcoin」とツイートして以来、1年数か月でビットコインでの年棒支払が実現することとなった。

過去2シーズン、オクンはこのビジョンを実現するために、前所属チームであるロサンゼルス・チャージャーズと、現在の所属チームであるカロライナ・パンサーズの両方にロビー活動を行ってきたといい、今回の実現により他のプロアスリートだけでなく、ビットコインで給与の一部を受け取ることに興味のある人にも道を開くことになると説明している。

オクンはビットコインでの支払について次のように述べている。

「ビットコインで支払いを受けることは、腐敗した、操作された経済のすべてが住むことをオプトアウトする最初のステップです。ビットコイナーは現状を混乱させるだけでなく、当然のことながら私たちの力を取り戻しています。」「これは、財務の多様性と真の財務管理の再生を認識する新しい方法、新しい道、新しい未来の承認です。」

ライトニングネットワークによる高速決済

暗号資産(仮想通貨)関連メディアなどでは、大々的にプロアスリートの初となるビットコインでの年棒支払い実現について報道されているが、今回NFLが直接ビットコインでの支払いに関与しているわけではなくライトニングネットワークを開発するスタートアップZapの提供する決済システムStrikeが使用される。

Strikeは、銀行コードを介して任意の銀行口座に接続することが可能で、入金された米ドルをビットコインに交換し、オクンのコールドウォレットに直接入金される仕組みとなっている。

オクンはこのStrikeの利用を呼び掛けるツイートを繰り返し行っており、一部ではビットコインでの年棒受け取りを含め、Zapとの特別な取引の上でのパフォーマンスではないかとの見方もある。