ディズニー、メタバース関連の特許を取得

ディズニー、メタバース関連の特許を取得

ディズニー、メタバース関連の特許を取得

ウォルト・ディズニーが、メタバース(仮想空間)関連のシミュレーターに関する特許を取得したことが明らかになった。

AR機器を介さずに仮想効果を生み出す

大手テーマパークを運営するディズニーは、昨年12月に今回の特許を取得しており、米特許庁によると、来場者が拡張現実(AR)用のヘッドセットなどの機器を介さずに、3D画像や仮想効果をパーク内に投影する技術であるとのことだ。

この技術は、パーク内に一定の効果をもたらすものではなく、来場者個々を追跡してパーソナライズされた効果を生み出すもので、それぞれに対し違ったキャラクターを映し出すといったことが可能となる。

また、従来必要である事が多かったメガネ、ゴーグル、ヘッドセットなどのAR用機器が不要であり、コストの削減や、機器の共有による衛生面での問題などが解決される他、より仮想空間に没入し楽しむことを目的として今回の技術を開発したとのことだ。

今後もメタバース関連事業を促進

ディズニーは昨年11月、第4四半期決算の説明会の中で、メタバース関連事業への参入を示唆しており、ボブ・チャペックCEOは次のように述べている。

「これまでの取り組みは、現実世界とデジタル世界をさらに緊密に結び付け、ディズニーのメタバースに境界のないストーリーテリングを可能にする時代への序章にすぎません」

関連:ナイキ、メタバース関連のNFTファッションブランドRTFKTを買収

関連:ソフトバンク、仮想空間アプリ「ZEPETO」に1.5億ドル出資