北海道の地域通貨普及を目指すQUALITY HOKKAIDO、設立総会開催
北海道内全域でのデジタル通貨普及を目指すQUALITY HOKKAIDO一般社団法人が22日、札幌市内のホテルで設立総会を開催した。
決済・ID基盤の共有により新たなサービスを
同法人は、道内大手ドラッグストア「サツドラHD」社長兼CEOの富山浩樹氏が代表理事を務め、総会には石屋製菓、大丸松坂屋百貨店、北海道銀行、北海道電力など、道内を代表する各分野の参加メンバーが出席した。
富山代表理事は、同法人による取組の柱として、北海道全域で使用できるデジタル通貨を新たな決済手段として流通させることで、ヒト・モノ・カネ・データなど地域資産の流出を抑え、北海道内での経済循環を生んでいくことを目指すとした。
その上で、決済基盤だけではなく、共通ID(決済データ連携)を企業や団体で共有することを本質とし、それによって新たなサービス・産業を生み出すベースにしていきたいと語った。
出典:QUALITY HOKKAIDO
ブロックチェーン技術の採用も視野に
現在のところ、デジタル通貨の名称や、最終的な流通量は未定であるとしながらも、決済基盤やIDとしての普及については2~3年での実現を目指し、企業間取引での活用も視野に入れているという。
また、地域貢献活動などに対する通貨の付与などもアイディアの一つとして検討されているとのことだ。
富山代表理事はCOINBOXの質問に対し次のように答え、将来的なブロックチェーン技術の採用も示唆した。
「ブロックチェーンの活用については、フェーズとしては少し先であるが、将来的に必ず必要になる技術だ。」