スイスの大手保険会社「アトゥプリ医療保険」、保険料の暗号資産による支払いを可能に!
31日、スイスの大手保険会社であるアトゥプリ医療保険(Atupri Health Insurance、以下「アトゥプリ」)が、保険料の納付方法にビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の暗号資産による支払いを可能にすることが明らかになった。
これにより、保険契約者はビットコインスイスを通じてビットコインまたはイーサリアムのいずれかで保険料を支払うことができます。
保険料の暗号資産による支払いが設けられた理由
アトゥプリは、保険契約者約20万人を誇り年間売上高が2019年で約8億8700万ドルにのぼる保険会社である。
今回アトゥプリ保険の契約者の誰でも、ビットコイン(BTC)またはEthereum(ETH)を使用して保険料を支払うことを可能にし、サービスを行うために、暗号金融サービス会社のBitcoin Suisse(ビットコインスイス)と提携を行う。
保険料として支払いと受けた暗号資産は、暗号資産自体を保有するのではなく、直ちにビットコインスイスによってスイスフランに交換されるとのことです。
アトゥプリのマーケティングおよびセールス部門の責任者であるCaroline Meli氏は、次のように述べています、
「ヘルスケア部門のデジタルパイオニアとして、私たちは社会のトレンドを予測し、長期的な展望を持つ保険ソリューションを提供しています。ブロックチェーン技術とそれに伴う暗号資産の利用は、今後ますます重要になってきます。」
暗号金融サービス会社Bitcoin Suisse
Bitcoin Suisseは時価10億ドルを超える資産を管理し、さまざまな金融取引に参入している暗号金融サービス会社であり、5月には暗号資産テゾス(XTZ)のカストディサポートとステーキングスサービスのサポートを開始した。
来年には証券トークンの募集を開催し、2022年までに証券取引所に資産を上場する計画であるとのことです。
現在日本においても、大同生命保険株式会社が保険料の納付や保険金の支払いに暗号資産を選択する実証実験なども行われている。
暗号資産の利用は着実に増加してきており、ブロックチェーンソリューションを活用した安全・信頼性を備えた取引は今後もますます我々の生活の一部に浸透していくだろう。