大同生命保険株式会社、保険料の納付や保険金の支払いにデジタル通貨を選択肢へ!

大同生命保険株式会社、保険料の納付や保険金の支払いにデジタル通貨を選択肢へ!

大同生命保険株式会社、保険料の納付や保険金の支払いにデジタル通貨を選択肢へ!

7日、今月より大同生命保険は保険料の納付や保険金の支払いにデジタル通貨を活用するための実証実験を始めることが日本経済新聞の報道で明らかになった

デジタル通貨利用による保険料納付・支払

大同生命は中小企業向けの保険商品の販売を中心業務として行っており、毎年確実に実績を積み重ねている生命保険会社である。

現在取引先法人口座ではまだネット上での決済に対応しにくい場合もあるため、利便性を加味することにより契約先企業との間でデジタル通貨を活用できると狙いをつけた

そこでこの度、暗号資産(仮想通貨)交換取引所のディーカレットと業務提携を行い、デジタル通貨により保険料納付・支払いを行うための、実証実験を開始するとのことです。

 実証実験の取り組み

実証実験はまず社内において実施し、決済用デジタル通貨を用いることにより保険事業での実用化にあたっての課題を洗い出す。

具体的には、大同生命で働く100人の従業員物品の購入や積み立て、募金の集金といった用途にデジタル通貨を使うことにより効果の測定をし、実用性などの確認を行うことにより2023年ごろからの実用化を検討しています。

独自発行のデジタル通貨はディーカレットのブロックチェーンプラットフォームで運用・発行されることとなっている。大同生命は19年にディーカレットに出資をおこなっており、既に今回の業務提携を視野に入れていたと言えるだろう。

また、保険業界では他にもディーカレットによるデジタル通貨の発行・管理プラットフォームを活用し、事前にブロックチェーン上に保険契約の情報を登録し、事故発生時の詳細情報を読み込ませることで、保険金支払い条件の合否を自動的に判定し、保険金をデジタル通貨で即座に支払う仕組みの有効性についての検証実験などもすでに行われている。

改ざんすることのできないブロックチェーンの技術は、まさに顧客情報の秘密保持など個人データ大量に扱う保険業界にとって様々なプロジェクトに応用が求められる技術として浸透してきている。