サイアムレイワ、医療大麻の流通管理にブロックチェーンを活用

サイアムレイワ、医療大麻の流通管理にブロックチェーンを活用

サイアムレイワ、医療大麻の流通管理にブロックチェーンを活用

(株)サイアムレイワインターナショナル(岐阜県)が24日、岐阜大学と共同で暗号資産(仮想通貨)シンボル(XYM)のブロックチェーンを活用した医療用大麻の流通管理に関する実証実験を行うことを発表した。

ブロックチェーンを活用したトレーサビリティ

発表によると、サイアムレイワインターナショナルの関連会社で、タイを拠点に医療用大麻の栽培から流通まで携わるサイアムレイワ(2020)株式会社が、東海国立大学機構岐阜大学・大学院医学系研究科と共同で、農業における産地偽装問題の解決のためにブロックチェーンを活用したトレーサビリティなどに関する実証実験を行う。

実証実験の背景

タイでは大麻の違法栽培や違法販売、模造品、偽造品等の流通など、一般消費者の健康を損ないかねない悪質な業者や農家が横行しており、ブロックチェーンを活用したトレーサビリティにより、これら業者との差別化を図りたい考えだ。

また、トレーサビリティ分野だけでなく、品質管理・品質証明の分野についても研究を行い、今話題の医療用大麻だけではなく、農業全般のスタンダード化や業界全体の健全化推進を目指していく。

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