ＣＭＥ、ビットコイン先物取引高「過去最高記録」更新
5日、米シカゴに本拠を置く、世界最大のデリバティブ取引所（シカゴ・マーカンタイル取引所）を運営「CMEGroup」はCMEビットコイン先物取引において４月４日の取引高が過去最高の記録だったとＴｗｉｔｔｅｒで報告しました。
CME Bitcoin futures had a record trading day on April 4, hitting an all-time high volume of over 22.5K contracts (112.7K equivalent bitcoin), surpassing previous record of over 18.3K (64.3K equivalent bitcoin) on February 19. More #Bitcoin futures. $BTC_F https://t.co/kWYK203apA pic.twitter.com/CX5nF8dXyv
— CMEGroup (@CMEGroup) 2019年4月5日
ツイートには４月４日、22,500以上のビットコイン先物取引量が記録され、112,700BTCに相当する取引だという。以前の記録は今年2月19日の183,800で６4,300BTC相当。つまり、今回の取引高は、過去の記録に対しBTC換算で約２倍以上の取引量を上回った事になります。
CMEは、2017年12月17日、ビットコイン先物取引を立ち上げ、翌日に取引を開始した。同時期にビットコイン先物の提供を始めたCBOEは、デジタル資産の継続提供を検討するため、2019年3月に提供するビットコインの先物取引を行わず、6月期以降のビットコイン先物取引の提供を停止すると発表していました。
この発表により、CMEは実質競合が居なくなり先物市場のシェアを更に拡大したと考えられます。
４月に入り、価格上昇の要因として、3月29日が先物の期限満了で現物に買いが向かったとの見方やアルゴリズムを活用しているヘッジファンドの大口の買いなどが挙げられている。