NEC、日本取引所自主規制法人に対しホワイトボックス型AIを提供

NEC、日本取引所自主規制法人に対しホワイトボックス型AIを提供

NEC、日本取引所自主規制法人に対しホワイトボックス型AIを提供

 

24日、NECは日本取引所自主規制法人に対してホワイトボックス型AIを搭載したシステムを提供し、安全・安心な金融取引に向けた環境整備を支援することを発表した

本システムは、取引所が行う一日数千万件にのぼる売買取引においてサイバー犯罪を未然に防ぐため、不公正取引の調査を行う売買審査業務向けに提供され、既に12月より稼働を開始しています。

デジタル化が進む一方で問題となっているサイバー犯罪

 

デジタルトランスフォーメーションが普及し、現在金融取引のデジタル化は発展の一途をたどっているが、デジタル化が進む中で避けて通れない問題としてサイバー犯罪の発生がある。

昨今ランサムウェアに代表されるようなサイバー犯罪は増加してきており、その内容も複雑で、巧妙なものが多い。一日に数多くの取引が行われる取引所においては、常にサイバー犯罪の脅威にさらされていると言っても過言ではないだろう。

そこで、膨大な情報の中からサイバー犯罪や不正行為をブロックし、安全性を備えた取引を維持ことによる自己防衛が必要不可欠な状況となっています。

NECが提供するホワイトボックス型AIシステム

サイバー犯罪が蔓延する中、日本取引所自主規制法人は、新たに解釈性を備えたホワイトボックス型AIを搭載したシステムに更新し、更に信頼性を備えた取引審査業務システムの構築に取り組むこととなる。

2018年に取引審査業務システムの初期段階の調査においてNECのAIを導入するなど、最先端の情報通信技術を駆使した不公正取引の監視・防止の取り組みを強化してきたが、今回さらなるバージョンアップとしてNECが提供するホワイトボックス型AIシステムを稼働するとのことです。

 

 

 

また、AIによる自動判定が稼働していけば、恣意性が排除された自動チェックが可能となるため、人間がその都度判断しなければならないという行為がなくなり、その結果新たな視点による不公正取引の防止に役立つことも期待されます。

今後もNECが開発する最先端技術は、社会貢献性の高い技術として我々の生活に確実に浸透し、豊かにしていくことでしょう。