米Meta社、大規模な人員削減計画を検討か
米Meta社(旧Facebook)が、今週中に数千人規模の大規模なレイオフ(人員削減)に向けた準備を進めている可能性について、ウォールストリート・ジャーナルが報じた。
人件費の高騰と株価の暴落で
報道によると、9月時点で8万7千人を超える従業員を抱えるMeta社は、今年に入り70%以上株価が下落しており、また、人件費等コスト高の影響を受け、数千人規模の一時解雇を計画しているという。
従業員8万7千人の内の大部分は、主にメタバース関連の開発に携わるReality Labs 部門に所属しており、計画中の一時解雇がReality Labs 部門の中から行われるかどうかは、現在のところ不明である。
限られた成長分野に投資を集中
メタバース関連の開発に携わるReality Labs 部門は、第3四半期に 37 億ドルの損失を計上するなど、株価の暴落にも影響していると思われ、同社のマーク・ザッカーバーグCEOは、決算報告で「少数の優先順位の高い成長分野に投資を集中する。」とコメントしている。
しかし、依然としてメタバース部門での採用も積極的に行っており、今後の動向にも注目が集まる。