Facebook 、無料でビデオ会議機能を提供!最大50人まで参加可能

Facebook 、無料でビデオ会議機能を提供!最大50人まで参加可能

Facebook 、無料でビデオ会議機能を提供!最大50人まで参加可能

24日Facebookは、ビデオ会議及び通話サービス機能の拡大提供を行うことが、日本経済新聞の取材で明らかになった。

Facebookが新たに提供するビデオ会議及び通話サービス機能は「メッセンジャールーム」といわれ、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大により、需要が求められているリモートワークに対応を行うための取り組みである。最大50名まで無料で参加でき、大規模会議にも対応可能

この機能を追加することにより、現在利用者が急増している「Zoom」などの他のビデオ会議サービスに対抗していくことが狙いである。

今回の発表は、マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が、Facebookのビデオ会議サービスである「ライブビデオ」を通じて、予定していた内容の一部と合わせて発表された。その発表の中で新型コロナウイルスの影響を受け、本年5月に予定されていたFacebook最大の年次開発者会議である「F8」の中止も発表されました。

拡大するリモートワークのニーズ

マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)はライブビデオ内での発信において、

「ビデオ通話サービスの利用によるリモートワークニーズは、一部の地域において新型コロナが流行する以前の10倍以上に増えている

などと説明した。

従来からある機能として、大人数を対象にしたライブビデオと2~4人向けのビデオ通話という2つの機能を提供していたが、中小企業などの利用を想定した中間層(10~50名程度)に無料で提供するサービスがなかった。この中間層のニーズを埋めるサービスとしてメッセンジャールーム機能が追加されることとなった。

無料での参加人数の上限は50名とされているので、対抗するZoomの無料版の100人よりは少ないが、追加料金の支払いを必要とせず、利用料を考慮した時間的な制限を受けないで会議に集中することが出来ることが可能である。この機能にはフェイスブックアカウントがなくても会議に参加でき、一部の国から始めて、数週間以内に世界各地で利用開始する予定とのことです。

また、Facebook傘下の対話アプリ「ワッツアップ」を通じて現在提供されているビデオ通話サービスについても改変が行われ、来週から参加できる人数の上限を4人から8人に増やすとのことです。

そして大人数向けにサービスを展開しているライブビデオにおいても、別の会場にいる参加者を話者として追加することが出来る「ライブウィズ」機能を追加し、参加者がイベント主催者に寄付できるサービスも始める。

ここで行われる寄付には、現金のみならず、換金可能な仮想通貨やトークンなども当然に考えられるであろう。

新型コロナウイルスの感染拡大により、リモートワークや学校教育などの現場においてもビデオ会議・通話サービスは需要が高まっている。特にZoomは使いやすさが評価を受け、1日当たりの利用者は昨年12月の約1000万人から3億人に急増した。

一方で、Zoomによるオンライン会議は安全性やプライバシー保護の問題も指摘されており、Facebookなどは対策を強化している点を訴えている。