BraveがGuardianと提携、新たなiOS向けファイアウォールとVPNをリリース
次世代型ブラウザBraveを提供するBrave Softwareが、iOS向けのファイアウォールとVPNの開発を行うGuardianと提携し、Guardianのセキュリティ機能を備えたBraveブラウザ「Brave Firewall + VPN」をリリースした。
セキュリティとプライバシーの保護に特化
Brave Firewall + VPNは、他のブラウザに多く見られるユーザーのIPアドレスのみをマスクするVPNとは異なり、ユーザーがインターネットに接続している間、デバイスからのすべてのトラフィックを暗号化し、保護することでセキュリティとプライバシーを強化するだけではなく、不正な追跡や広告をブロックする。
暗号化されたVPNを介してGuardianのサーバーに送信されたトラフィックから、追跡データを密かにブロードキャストしているアプリを即座に特定し、問題のあるアクティビティをブロックすることが可能だという。
Brave Software の共同創設者兼CEOのBrendan Eich氏は次のようにコメントしている。
「毎月1,500万人を超えるアクティブユーザーがいる私たちの成長は、人々が毎日1秒ごとに追跡、タグ付け、監視されることにうんざりしていることを示しています。」
「私たちは12を超えるVPNを評価し、Guardianを選択しました。これは、2つの会社のユーザープライバシーとGuardianの技術的機能に共通の重点を置いているためです。Firewall + VPNは、ユーザーが望んでいたWebエクスペリエンスの重要な部分であり、この機能をBraveに提供できることを嬉しく思います。」
購入後はワンタッチで有効化
Firewall + VPNは、iPhoneおよびiPadのBraveアプリに組み込まれており、ユーザーはアプリ内で月額$ 9.99 USDまたは年額$ 99.99 USDから選択しサブスクライブ後、設定画面からワンタッチで機能を有効化できる。
出典:Brave
さらに、ユーザーが所有する最大5台の他のデバイスで使用することも可能となっている。
また、今年後半には他のBraveプラットフォームでも利用可能となる予定だ。