IBM、BCIと共同で電子保証書(eLG)の提供へ
30日、IBMはタイバンコクBlockchain Community Initiative(BCI)と共同でタイのクライアント向けの電子保証書(eLG)プラットフォームの提供を発表した。
プラットフォームの高度な機能には、ネットワークにハイブリッドクラウド、被害を最小限に抑えるための予防措置、被害からの回復措置などが含まれ、かつ不正のリスクを軽減するように設計されている。
2019年後半から稼働し、現在では企業オークションやその他の国内取引手続きの支払い義務をサポートのためBCI(タイ)には22の銀行と15の企業が参加している。
タイで従来行われていた保証方法
これまでタイの主な商業銀行は、債務不履行に陥った場合の買い手への保証の一貫として、手動で毎年数十億ドル相当の保証書を発行していた。
紙の文書は偽造されるリスクがあることに加え銀行、買い手、売り手間の交渉には最大9日間かかることもあったが今回のプラットフォーム活用により、保証書発行期間を1日未満に短縮できる。
直近では3億米ドルの保証書発行の処理が行われている。一部のメンバー企業は200%の取引コスト削減にも成功しているから驚きだ。
ブロックチェーンプラットフォームは将来的には海外市場へ
今回のプラットフォームの提供により大幅な時間やコストの削減が生れブロックチェーン技術により証明書の偽造や改ざんは出来なくなりあらゆる処理業務が簡略化し、新たな付加価値が生れる未来がもうすぐそばに来ているだろう。
BCI(タイ)会長のSilawat Santivisat氏は次のように述べている。
BCIにとって電子証明書発行は最初のサービスであるが、近い将来多くの製品を追加し強力な基盤を造りより多くの企業にサービスを提供し海外マーケットへのロードマップを描いている。ブロックチェーンは企業の非効率なプロセスを改善し、あらゆる企業と企業の架け橋になるだろう。適切なパートナーとプラットフォームを提供することにより地域全体の成長につながる