米大手仮想通貨取引所コインベースがFTXトークンのカストディサービスを発表
米国の大手仮想通貨取引所コインベース(Coinbase)は、仮想通貨デリバティブ取引所FTXが発行する取引所トークンFTTのカストディサービスを提供することを発表した。
Coinbase Custody International is excited to have been selected by FTX as their primary 3rd party custodian, including the storage of their $FTT exchange token. Read more here https://t.co/dLbnvzgmiR
— Coinbase Custody (@CoinbaseCustody) May 21, 2020
22日のコインベースブログによると、FTXがカストディアンとしてコインベースカストディを選定したのは、コインベースカストディの世界トップクラスのセキュリティや法規制の遵守、保険の適用範囲を含むストレージソリューションを検討した結果だという。
コインベースカストディは、世界最大で最も信頼できる暗号管理者として、取引所、証券会社、ヘッジファンド、ファミリーオフィス、寄付金など、幅広いクライアントにサービスを提供している。
これまでで最大のエクスチェンジクライアント
コインベースはFTXについて、「これまでで最大のエクスチェンジクライアント」であると述べ、コインベースカストディの暗号資産を信頼することを選択した世界クラスの機関のリストに追加した。
コインベースカストディは、世界最大のデジタル資産ファンドマネージャーであるGrayscale Investmentsや世界有数のデジタル資産投資ファンドPolychain Capital、仮想通貨企業やプロトコルへの投資にフォーカスするベンチャーキャピタルa16z cryptoなどの主要な仮想通貨関連企業から選択されている。
アメリカ向けの取引所「FTX US」を発表
FTXは以前から米国向けのプラットフォームの提供を進めていたが、同日22日、米国向け取引所「FTX US」のリリースを発表している。
取り扱い銘柄は以下の通り。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- ライトコイン(LTC)
- PAXゴールド(PAXG)
- テザー(USDT)
FTXは、様々な先物やオプションやレバレッジトークン取引を提供し、ビットコイン先物においては世界でも5~6位の出来高の取引所である。
また、中国の大手仮想通貨取引所バイナンスが出資したことでも注目されている。