BINANCE、四半期に1度のBNBバーン|2019年の利益が明らかに!
中国の大手仮想通貨取引所BINANCEは18日、自社で発行する独自通貨BNB(バイナンスコイン)を2,216,888BNBバーンしたことを発表した。
※バーンとは通貨の一部を消滅させることで流通量を減らすこと。流通量が減少することで希少性が増すため、高騰しやすくなるとされている。
BINANCEは四半期毎に利益の20%にあたるBNBをバーンするとし、3ヶ月に1度大量のBNBを償却している。 今回、およそ3880万ドル(約42億円)のBNBをバーンしたことにより、2019年第4四半期の利益は、推定1億9400万ドル(約213億円)と予想される。
それをもとに算出すると、2019年の利益はおよそ5億7469万ドル(約632億円)となり、前年度に比べ28.5%増ということが分かった。
BNBのバーンはこれで10回目となり、過去10回と比較すると米ドル換算で2番目に高い額となった。また、BNBとしては3番目の量がバーンされた。
10th $BNB Burn | Insights and Expectations for the Future of BNB
“This is the 2nd biggest burn in USD terms and the 3rd highest burn in terms of BNB. Moreover, the USD value of the BNB burn grew for a fourth consecutive quarter. ” – @cz_binance https://t.co/jsF0LxAxS2 pic.twitter.com/ShX3bvYFhP
— Binance (@binance) 2020年1月18日
仮想通貨業界を牽引し、順風満帆に見えるBINANCEだが2019年は良くも悪くも成長の年となったのではないだろうか。 次々と新サービスを展開する最中、5月にはハッキングの被害に遭い総額7000BTC(約45億円)が盗難された。
世界最大手取引所ということもあり、業界全体の信頼を損いかねない事件ではあったが、CEOのCZ(ジャオ・チャンポン)氏の素早い状況報告やロールバックの検討など、様々な問題を冷静に判断したスピーディな対応で、業界への被害を最小限に抑える事が出来た。
また、7月には証拠金取引、8月にはレンディング、9月には先物取引、Binance USなどの事業を展開している。
BINANCEのCEO、CZ(ジャオ・チャンポン)氏は、19日のBinanceブログで次のように述べている。
2020年はまだたった2週間ですが、暗号通貨業界の時価総額はすでに1,920億ドルから2,450億ドルに急増しています。
また、Binanceはベトナムで新しいP2Pサービスを開始し、韓国に投資し、Yahoo!の子会社であるTaoTaoと日本でパートナーシップを開始しました。Binance Futuresは先週、3つの新しい契約も追加しました。
今年はBinanceだけでなく、暗号全体の世界にも何がもたらされるのかを楽しみにしています。