仮想通貨取引所「BITPoint」、ハッキングで被害額約35億円相当!|不正流出の経緯

仮想通貨取引所「BITPoint」、ハッキングで被害額約35億円相当!|不正流出の経緯

仮想通貨取引所「BITPoint」、ハッキングで被害額約35億円相当!|不正流出の経緯

12日、ビットポイントジャパンが運営する仮想通貨取引所BITPointは、仮想通貨に不正流出で約35億円以上の被害があった事が明らかになった。ビットポイントジャパンは、リミックスポイントの完全子会社である。

BITPointは同日午前6:30より送金(送付)、受金(預入)のサービスを停止す、その後午前10:30頃より取引及び送受金等を含む全サービスを停止しました。

流出した35億円の仮想通貨のうち、顧客預かり分が25億円、ビットポイント保有分が10億円と報告されている。今回、流出したのは全てホットウォレットからで、コールドウォレットで管理されている仮想通貨や法定通貨の流出は確認していないという。

同取引所がホットウォレットで管理していた仮想通貨銘柄は以下の5つです。

・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム(Ethereum/ETH)
・ライトコイン(Litecoin/LTC)
・リップル(XRP/XRP)
・ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)

ビットポイントジャパンの今後の対応は以下のようにアナウンスされている。

原因の究明、流出額の特定、被害の最小化等の対策を行い、詳細が判明次第、速やかに公表する予定である。ユーザーからの預かり資産に被害が生じないように、BPJ において補償するなど、責任をもって対応する方針である。

今後、どのような形でどれくらいの期間で流出した資金の補てんをしていく事になるのか、後ほど発表されるという。

BITPoint不正流出の経緯

2019年7月11日

  • 22時12分頃、リップルの送金に関するエラーを検知。BPJの情報システム部門等で対応開始
  • 22時39分頃リップルの不正な流出を確認。他の仮想通貨の流出の有無の調査を開始

2019年7月12日

  • 2時00分頃、リップル以外の仮想通貨についても不正流出を確認
  • 3時00分、BPJにて緊急会議を実施
  • 6時30分、BPJにおける仮想通貨の送受金を停止
  • 10時30分、仮想通貨の売買・交換を含む、BPJの全サービスを停止

国内の過去の大型不正流出

  • 2014年2月マウントゴックス 480億円相当
  • 2018年1月コインチェック 580億円相当
  • 2018年9月Zaif 67億円相当

そして、今回2019年7月BITPoint 35億円相当。この4社だけでも合計で1165億円相当の被害がでている。