バイナンス、証拠金取引を正式に開始!多くの投資家の需要を取り込む事に
世界最大の取引量を誇る仮想通貨取引所バイナンスは11日、プラットフォームのバージョン2.0をローンチした。
出典:バイナンス公式ブログ
これによりバイナンスは多くの投資家の需要を取り込んだと言えるだろう。 バイナンスの共同創業者Yi He(イー・ホー)氏によると、「コミュニティーから最もリクエストのあったサービスの一つ」であるという。
バイナンスは5月下旬に、証拠金取引サービスの開始を予定していることを発表し、実証実験やテストローンチを実施していた。 また、最大20倍のレバレッジなるだろうと述べていたが、今回の発表で3倍の固定レバレッジである事が明かされた。
証拠金取引サービスの利用にあたり、ユーザーはKYC(顧客確認)が必須となり、追加のセキュリティー対策として、2要素認証を設定している必要がある。 また、米国をはじめ日本、韓国の利用者は対象外となっています。
※KYC 「Know Your Customer(顧客確認)」の略。一般的にはパスポートや運転免許証などを用いて身元を確認すること。 架空の人物や法人が口座開設し、マネーロンダリングなどの不正利用を防ぐ事が目的とされている。
証拠金取引ができる6種類の仮想通貨
サービスの対象となる仮想通貨は以下の6種類となっている。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- リップル(XRP)
- バイナンスコイン(BNB)
- トロン(TRX)
- テザー(USDT)
取引手数料はBNBで支払う事ができ、BNBの場合0.01%、それ以外のコインでは0.02%となっている。 また、マージンウォレットという証拠金取引用のウォレットを使用し、現物取引でのウォレットから移す必要があるが、そのウォレット間の移動には手数料はかからない。
証拠金取引サービスの追加に関して、バイナンスのCEOジャオ・チャンポン(CZ)氏はこう語る。
「これは、専門的な機関投資家と個人投資家のどちらのニーズにも合う、包括的な仮想通貨取引プラットフォームを提供するための新たな一歩です」
更に、証拠金取引は、現物取引よりも大きな利益を上げる事ができる反面、大きなリスクも伴うとした上でYi He(イー・ホー)氏は次のように述べた。
「現在の仮想通貨市場と証拠金取引は大きなリスクと利益が同時に伴うものだが、我々は、リスク管理に対するきちんとした知識の充実とともに、長期的にはより大きな利益をもたらすと自負している」