仮想通貨取引所クラーケンが、オーストラリアでの取引サービスを開始
カリフォルニアに本社を置く仮想通貨（暗号通貨）取引所クラーケンが16日、オーストラリアドル（AUD）での取引を開始することを発表した。
7番目となる新たな法定通貨
AUDのサポートは、米ドル（USD）、カナダドル（CAD）、スイスフラン（CHF）、ユーロ（EUR）、英ポンド（GBP）、日本円（JPY）に次ぐ7番目の法定通貨となる。
オーストラリアのユーザーは、国内70以上の銀行や金融機関と連動したオンライン支払いシステムOskoとPayIDを使用し、取引口座に入金することが可能となる。
取扱通貨は以下の通りで、6月17日以降取引が可能となる。
◆ BTC 【 ビットコイン [Bitcoin/BTC] 】
◆ ETH 【 イーサリアム [Ethereum/ETH] 】
◆ LTC 【 ライトコイン [Litecoin/LTC] 】
◆ XRP 【 エックスアールピー [XRP/XRP] 】
◆ BCH【 ビットコインキャッシュ [BitcoinCash/BCH] 】
◆ USDT 【テザー [Tether /USDT] 】
外国為替取引も可能に
クラーケンは今年1月、オースラリア国内で最も長い歴史を持つ仮想通貨取引所Bit Trade（ビットトレード）を買収し、3月には外国為替取引サービスへの参入を開始し、9つの取引ペアが取り扱われていた。
今回の発表によると、米国外に拠点を置くユーザーについては、新たに米ドル、ユーロ、日本円に対して業界最小の最低注文額でAUD ペアの取引が可能となる。
クラーケンによる外国為替取引への事業参入は新しい試みとなっており、今後他の仮想通貨取引所の動向を含め注目を集めている。