暗号資産取引所BitMEX、すべての顧客に対し強制的にIDチェックへ!

暗号資産取引所BitMEX、すべての顧客に対し強制的にIDチェックへ!

暗号資産取引所BitMEX、すべての顧客に対し強制的にIDチェックへ!

 14日、BitMEXは今後の取引所の利用について、全てのユーザーに対して本人確認のためのIDチェックを行うことを発表した

今回の発表により、BitMEXは今後8月28日からユーザー確認プログラムの導入を開始し、検証プログラムを起動して、より信頼性の高い安全な取引環境の構築を目指す。

 BitMEXで本人確認が強制されるようになった背景

暗号資産取引所BitMEXは2014年に設立された取引所であり、現在は世界最大のデリバティブ取引所の1つになるまでに成長している取引所である。今回の発表前までの契約時プラットフォームにおいては、ユーザー認証を必要とせず、だれでも簡単に取引所ポジションを取得することができるメリットはあったが、その分マネーロンダリングに代表される経済犯罪や、セキュリティー対策に問題を有していた。

今回のすべての顧客に本人確認IDチェックを導入することにより、手軽に取引可能な取引所というポジションから信頼性と健全性を備えた取引所というポジションへ舵を切った。

今年3月にはLinkedInのBitMEXの公式アカウントにおいて、「AML(アンチマネーロンダリング)オペレーション・マネージャー」の人材募集が行われており、本人確認(KYCKnow Your Customer)のための準備は行われていたと考えられる。そして既存の顧客に関しても、今後6か月以内という期間を設けてIDチェックを完了する必要があるとのことです。

BitMEXのコマーシャル・ディレクターであるRadclyffe氏は次のように述べています、

「ユーザー認証は、私たちがすべきことのリストにありました。これは、スケーラブルで責任のある、コンプライアンスに準拠したプラットフォームを実行するために必要になるため、準備を進めています。これは、将来成長し、ビジネスを行うためのビルディングブロックチェーンです。」