韓国最大手暗号資産取引所Bithumb詐欺の疑いで家宅捜索

韓国最大手暗号資産取引所Bithumb詐欺の疑いで家宅捜索

韓国最大手暗号資産取引所Bithumb詐欺の疑いで家宅捜索

韓国最大手の暗号資産(仮想通貨)取引所ビッサム(Bithumb)が、韓国のソウル地方警察庁による家宅捜索を受けたことが分かった。

2日の現地メディア「ソウル新聞」の報道によると、同日ソウル地方警察庁知能犯罪捜査隊はソウル江南区にあるビッサム本社などを詐欺の疑いで家宅捜索したという。

家宅捜索は、Bithumb Holdingsの会長であるLee Jung Hoon氏が関与したとされる、仮想通貨関連の詐欺事件に関わるものであると報じられている。

Bithumbによる仮想通貨販売に関する詐欺事件

ビッサムは以前、取引所のネイティブトークンとしてBXAトークンのプレセールを実施し、投資家から300億ウォン(約26億7800万円)相当の資金調達を行ったが、約束されていたビッサムへの上場はされず、投資家に大きな損害を与える結果となった。

BXAトークンは、シンガポールの企業BTHMB HOLDINGS PTE LTDによる買収案があった際に発行されたものであるが、BTHMB HOLDINGSが支払いを出来なかったため買収は失敗に終わっている。

これによりBXAトークンの価格は暴落したため、昨年11月には被害を受けた投資家たちが訴訟を起こしている。

相次ぐ仮想通貨取引所への取り締まり

韓国の警察当局は、先月Coinbitの事務所を家宅捜索している。

韓国国内3位の暗号資産(仮想通貨)取引所であるCoinbitは、架空の口座を複数作成し、ウォッシュトレードを行うことで出来高を水増ししていたとされている。