欧州でBinance Cardの物理版カード出荷開始 イーサリアム決済も可能に
大手暗号資産(仮想通貨)取引所Binanceが提供する暗号資産対応のVisaデビットカードBinance Cardの物理版カードの欧州での出荷開始が発表された。
物理カードの配布とイーサリアムを新たにサポート
Binance Cardは今年9月にヨーロッパ全域で使用可能になったことがアナウンスされ、物理的フォーム、仮想フォームまたは両方を利用することが選択でき、物理的カードについては数か月の期間がかかると説明されていた。
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決済にあたっては、ユーザーのBinance アカウント内に保有するビットコイン(BTC)の他、Binance独自のものとなるバイナンスコイン(BNB)、スワイプ(SXP)、Binance USD (BUSD)などの暗号資産が自動的に現地通貨に変換される仕組みとなっている。
今回の発表によると、これらに加えイーサリアム(ETH)のサポートが開始されたとのことで、アルトコインであるイーサリアムでの決済で支払を行うことが可能となった。
サポート通貨や利用可能地域の拡大
Binance Cardは今年3月に発表され、米大手取引所Coinbaseが発行するCoinbase Card(コインベースカード)や Fiatbit のHcardなどに続いてリリースされた、暗号資産を決済手段として利用するデビットカードだ。
サービス開始当初は、ビットコイン(BTC)とバイナンスコイン(BNB)の2種類のみでの決済となっていた。
Binance Cardは、現在世界200地域の6,000万を超えるVisa加盟店で利用することが可能で、今後もサポート通貨や利用地域を広げていく考えだ。