Binance、香港でも暗号資産デリバティブ商品の提供をストップ
大手暗号資産(仮想通貨)取引所Binanceが、香港での暗号資産デリバティブ商品の提供を停止することを発表した。
全てのデリバティブ商品を提供停止
提供停止となるのは、暗号資産関連の先物、オプション、証拠金商品、レバレッジトークンを含むすべてのデリバティブ商品で、未決済のポジションを持つユーザーには、90日の猶予期間内にポジションを清算することを呼びかけている。
既に新規ポジションやデリバティブ用口座の開設はストップしているとのことだ。
欧州3ヶ国に続く提供停止
最近Binanceに対し、各国から規制への監視が強まっており、先月30日にはドイツ、イタリア、オランダでのデリバティブ商品の提供終了を発表していた。
今回の香港でのデリバティブ商品提供終了ついてCEOであるジャオ・チャンポン氏(CZ)は次のように述べている。
「これは、Binanceが世界中で暗号資産に関するコンプライアンスのベストプラクティスを確立するために取っている多くの積極的な対策の1つです。」
New Binance users from Hong Kong can no longer open futures accounts and we will wind-down access for existing users.
This is one of many proactive measures Binance is taking to help establish crypto compliance best practices worldwide.https://t.co/D1JKx52O7T
— CZ 🔶 Binance (@cz_binance) August 6, 2021