Binanceの暗号資産対応Visaデビットカードがヨーロッパ全域で使用可能に
大手暗号資産（仮想通貨）取引所Binanceが、暗号資産に対応した独自のVisaデビットカードBinance Cardについて、ヨーロッパ全域での使用が可能になったことを発表した。
6,000万を超えるVisa加盟店で利用可能
Binance Cardは、今年3月からサービスの提供が開始されたもので、通常のデビットカードのようにユーザーのBinanceアカウントの口座に紐づけられ、口座の暗号資産を利用して、世界200以上の地域の6,000万を超えるVisa加盟店で支払や取引を行うことができる。
また、Binance Cardを仮想的にGoogle PayとSamsung Payにリンクすることが可能となった。
Binance Cardの使用自体は完全無料で、サブスクリプション料金やメンテナンス料金などはかからず、ユーロでの支払いの際も手数料等はかからない。
Binance Cardの利用方法
Binance Cardは、従来のデビットカードのように使用することが可能で、Binance アカウント内に保有するBTC、BNB、SXP、BUSDなどの暗号資産が自動的に現地通貨に変換される仕組みとなっている。
出典：Binance
この変換を促進し、取引を行うオンラインとオフラインの両者の摩擦のないユーザーエクスペリエンスを作成するスワイプのテクノロジーがこれらの仕組みを可能とするとのことだ。
Binance Cardでは、物理的フォームと仮想フォームの両方を入手するオプションがあり、物理的なカードを選択した場合は、数か月かかる場合がある。
現在Binance Cardを利用して購入するごとに、BNBの保有量に応じた最大8％のキャッシュバックキャンペーンが行われており、今後も欧州での利用拡大を促進していく考えだ。