最大手取引所「Binance」とブロックチェーンセキュリティ企業「CipherTrace」が提携を発表!

最大手取引所「Binance」とブロックチェーンセキュリティ企業「CipherTrace」が提携を発表!

大手取引所「Binance」とブロックチェーンセキュリティ企業「CipherTrace」が提携

11日、世界最大手仮想通貨取引所「Binance」とブロックチェーンセキュリティ企業である「CipherTrace(サイファートレイス)」がパートナーシップを締結する事を発表した。この締結により、取引所Binanceのアンチマネーロンダリング(AML)や世界規準の仮想通貨規制の構造開発、コンプライアンスの強化を目的とされている。

このパートナーシップの締結に関して、Binanceの最高コンプライアンス責任者であるSamuel Limは、次のように述べています。

「我々は、CipherTraceとのパートナーシップにより、我々の拡大を促進し、ユーザー、規制当局、金融機関の信頼を高めます。また、既存の世界クラスのAMLコンプライアンスプログラムが強化され最もコンプライアンスの高い方法で新しい市場に進出する事ができます。」

CipherTraceは、世界中の規制当局、金融機関、監査人にもサービスを提供しており、その経験・実績を活かしBinanceを、より幅広い業界での信頼とセキュリティをさらに強化する事に取り組んでいるという。

CipherTraceのCEOであるDave Jevansは、次のように述べています。

「認可された仮想通貨ビジネスのリスクを評価し監視する為に、私達は市場全体の透明性と信頼性のレベルを高める事によって暗号経済の成長を支援する事を楽しみにしています。 」

CipherTrace社について

CipherTraceは、仮想通貨アンチマネーロンダリング、仮想通貨財務調査、ブロックチェーン脅威インテリジェンス、および規制監視ソリューションを開発しています。主要な取引所、銀行、捜査官、規制当局およびデジタルアセット事業は、CipherTraceを使用して取引フローを追跡し、規制上のマネーロンダリング防止案件を遵守し、仮想通貨経済への信頼を高めています。

CipherTraceは、サイバーセキュリティ、eCrime、支払い、銀行取引、暗号化、および仮想通貨に関する深い専門知識を持つ、経験豊富なSilicon Valley 企業家によって2015年に設立されました。米国国土安全保障省(DHS)の科学技術(S&T)とDARPAは当初CipherTraceに出資しており、それはシリコンバレーの大手ベンチャーキャピタル投資家によって支えられています。

日本を含めた取引所でも体制整備の一環として、金融機関レベルのAML基準が求められていく事が予想されます。特に今年日本で開催されるG20サミットではアンチマネーロンダリング対策などの国際基準の作成に向けて議論も予定されており、このような動きが仮想通貨業界への信頼に直結していく事が考えられます。