OKExが個人間の仮想通貨ローンサービス「C2Cローン」を開始

OKExが個人間の仮想通貨ローンサービス「C2Cローン」を開始

OKExが個人間の仮想通貨ローンサービス「C2Cローン」を開始

大手仮想通貨取引所OKExは、P2Pを利用して個人間で仮想通貨を貸出するローンサービス「C2Cローン」機能の提供を開始したことを発表した。

ユーザー間でのレンディングサービス

本サービスは、C2C(Consumer to Consumer)の文字通り、一般ユーザー同士が仮想通貨の貸し借りをするもので、具体的には、ユーザーがローン口座に移した資産について、借り手側が通貨の選択、借入額と返済期間、利率などを設定の上広告を出す。貸し手側は広告の中から借り手の詳細情報を確認の上、融資先を選択し取引が成立するといった流れだ。また、借り手側は借入の担保としてビットコインを所持している必要がある。

借り手側の担保額が規定のラインを下回ったり、返済期限が守られない場合は、段階的に警告が送られ、最終的には強制決済となり、投資家の元本と利息は守られる仕組みとなっている。

現在のところ、貸し出されるローン資産についてはテザー(USDT)、担保資産はビットコイン(BTC)となっているが、今後より多くの仮想通貨がサポートされる予定であるとのこと。

次世代金融システムDeFi

「DeFi(Decentralized Finance)」「分散型金融」と呼ばれるもので、具体的には証券、保険、デリバティブ、レンディングなど、ブロックチェーンを活用したアプリケーションによって構成される金融システムを指し、OKExのC2Cローンについてもこれに該当する。

先日の新型コロナウイルス蔓延による影響で、仮想通貨の価格暴落によって生じたロスカットでトレーダーは多額の損失を被ったが、その中でも仮想通貨のレンディングサービスは順調に利益を上げており、注目を集めていた。

国内ではCoincheck、GMOコイン、bitbankなどがレンディングサービスを取り扱っている。

今後もOKExのC2Cローンのような新しいサービスを含め、DeFiの発展に注目したい。