暗号資産取引所KuCoin、トークンの入出金サービスを再開

暗号資産取引所KuCoin、トークンの入出金サービスを再開

暗号資産取引所KuCoin、トークンの入出金サービスを再開

暗号資産(仮想通貨)取引所KuCoin(クーコイン)が、ハッキングによる影響で制限していた入出金サービスを再開することを発表した。

ハッキングにより制限されていた入出金サービス

KuCoinは9月、秘密鍵の漏えいによるものと思われるハッキングで、ホットウォレットから1億5千万ドル(約158億円)相当の暗号資産が流出し、この被害の影響により、安全が確保されるまでの間入出金サービスを停止する措置を取っていた。

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公式によると、「2020年11月22日(UTC + 8)の時点で、すべてのトークンの入出金サービスを復元しました。」とあるが、司法手続きが進行中であることを理由に、一部のトークンについては1日あたりの引き出し制限を設けており、手続きが完了するまでの制限期間については取引手数料を無料とする方針だ。

CEOがKCSのバーンを報告

KuCoinが発行する取引所トークンKCS(クーコイン・シェアーズ)が四半期ごとに行われるバーン(焼却)の次期を迎え、CEOであるJohnny Lyu氏は、「忘れられない2020年第3四半期」のバーンが完了したと報告した。

KuCoinは四半期ごとに収益の10%を使いKCSの買戻しを行い、買い戻されたKSCは運営によるバーン(焼却)で破棄され、トークンの価値が向上する。
米国での集団訴訟など、法的問題にも直面しているKuCoinだが、本格的なサービス再開後の動向にも注目が集まる。
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