クラーケンがベンチャーキャピタルファンド「KrakenVentures」の立ち上げを発表！

米国の大手暗号資産（仮想通貨）取引所Kraken（クラーケン）が、新たにフィンテックスタートアップ向けのファンドKrakenVentures（クラーケン・ベンチャーズ）を立ち上げたことを発表した。

2月11日の発表によると、クラーケン・ベンチャーズは、オースティン、ベルリン、香港、ロンドン、ニューヨーク、サンフランシスコに存在するグローバル投資事業として、クラーケンの開発者やそれぞれの技術に必要なリソースと専門知識を提供するという。

クラーケン・ベンチャーズは、フィンテック、ブロックチェーン、プロトコル、DeFi(分散型金融)、AI、マシン&ディープラーニング、レグテック、サイバーセキュリティなどであり、投資先となる企業には25万ドル（約2,600万円）から300万ドル（約3億1,000万円）の出資をする。

クラーケン・ベンチャーズを率いるのはフィンテック業界と暗号通貨業界で実績のあるBrandon Gath（ブランドン・ガス）氏、 Kirill Gourov（キリル・グーロフ）氏、Akshi Federici（アクシ・フェデリチ）氏の3名だ。

クラーケンの企業開発責任者を3年間務めていたブランドン氏は、CMEベンチャーズで数々の投資を主導した経歴を持っている。

金融サービスと暗号業界で20年の経験や、専門知識を活用して企業をサポートする。

ブランドン氏は、「クラーケンのグローバルでスケーラブルなプラットフォームを構築した経験を活用して、ポートフォリオ企業を創業から市場のリーダーシップまでサポートすることができます。」と述べている。

キリル氏は、ボストン・コンサルティング・グループの子会社Expand Researchでブロックチェーン戦略の取り組みを主導し、その後クラーケンの戦略的投資を支援するために働いていたという。

アクシ氏は、ボストン・コンサルティング・グループ、ブラックロック、コンデナスト、ConsenSys、クラーケンなど、金融サービス業界および暗号通貨業界で15年以上の経験を持つ経験豊富な戦略的オペレーターだ。

この経験豊富な3人がクラーケン・ベンチャーズを率いて、幅広い分野のスタートアップ企業を支援することとなる。