米大手仮想通貨取引所ジェミニが、SOC 1 Type 1審査を完了
ウィンクルボス兄弟が運営する米大手仮想通貨取引所ジェミニ（Gemini）と、ジェミニカストディ（Gemini Custody）は21日、財務運用と顧客レポート管理を対象とするSOC 1 Type 1試験を完了したことを発表した。
We are proud to announce that we’ve completed a SOC 1 Type 1 examination by @Deloitte & Touche LLP, and are now the world’s first #cryptocurrency custodian and exchange to demonstrate this high standard of financial operations compliance.
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— Gemini (@Gemini) April 21, 2020
この試験は世界最大の会計事務所であり、世界四大会計事務所の一つであるDeloitte＆Touche LLPが実施した。
SOC 1 Type 1試験とは
SOC 1は、金融サービス業界で国際的に認められた基準です。
SOC 1 Type 1試験は、企業の財務運用、重大なデータエラー、脱落、またはデータ損失のリスクを軽減するように設計された顧客報告管理の独立した検証を目的としている。
同試験を完了することにより、高水準の金融業務コンプライアンスを実証することとなり、ユーザーにより安全な環境を提供することができる。
今後ジェミニはSOC 1 Type 2試験を毎年実施する予定であるとし、財務運営および報告統制が特定の時点で適切に設計および実装されているか、一定期間にわたって効果的に運営されているかを独立して検証していくという。
業界最高水準のセキュリティコンプライアンスを実証
セキュリティはジェミニのコアバリューの1つであり、同社は『信頼は私たちの製品』だとしている。
ジェミニは、2019年1月にSOC 2 Type 1、翌年の2020年1月にはSOC 2 Type 2を完了し、業界最高水準のセキュリティコンプライアンスを実証する世界初の暗号交換およびカストディアンとなった。
ジェミニは、SOC 1 Type 1を完了したことについて次のように述べている。
当社が実施したSOC 1 Type 1は、ユーザーの利益のために最高水準の金融業務コンプライアンスの達成に向けて努力し続けているもう1つの証拠です。