英国の仮想通貨取引所EXMOがハッキング被害!被害額は同取引所の総資産の5%
英国を拠点とする暗号資産(仮想通貨)取引所EXMO(エクスモー)は21日、ビットコインをはじめとする主要な仮想通貨6銘柄が、同取引所のホットウォレットから不正に引き出されていたことを発表した。
発表によると、12月21日2:27:02UTC(日本時間午前11時27分)以降にいくつかの大規模な不正な引出しが発覚し、EXMOのホットウォレット内のビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ジーキャッシュ(ZEC)、テザー(USDT)、イーサリアムクラシック(ETC)の6種類の仮想通貨が以下のアドレスに送金されたという。
- BTC — 1A4PXZE5j8v7UuapYckq6fSegmY5i8uUyq
- USDT(ERC20)— 0x4BA6B2fF35055aF5406923406442cD3aB29F50Ce
- ETH — 0x4BA6B2fF35055aF5406923406442cD3aB29F50Ce
- BCH — qrfrw5q9gag2vp6jc5nlx0haplm2jlhx9vsvxd9u3e
- ZEC — t1StUQiw1YyHT515xDxwxjfhEcw2iGSq2yL
- XRP — rwU8rAiE2eyEPz3sikfbHuqCuiAtdXqa2v(タグ2033412069)
- ETC — 0x4d9EF6846126Da2867AF503448be0508542C971e
EXMOは現在調査を進めており、これらのウォレットに接続されているアカウントをブロックするよう、すべてのサービスと取引所に協力を求めている。
今回のハッキング事件により、EXMOの総資産の5%近くが影響を受けているが、ユーザーの資産がこの事件の影響を受けた場合は全額補償する方針だ。
また、EXMOはコールドウォレットのすべての資産が安全であることを強調しており、システムとデータのすべての部分を含む徹底的なセキュリティレビューを実施するとのこと。
EXMOは、一時的に全ての出金を中止している。