国内初！コインチェックがIEO実施に向け共同プロジェクト発足を発表
暗号資産（仮想通貨）取引所コインチェック(Coincheck)は25日、日本国内では初となるIEO（イニシャル エクスチェンジ オファリング/Initial Exchange Offering）の実現に向け、プロジェクトを発足したことを発表した。
【日本初のIEO実現に向け共同プロジェクトを発足】
コインチェック株式会社と株式会社Hashpaletteは、日本初のIEOの実現に向け共同プロジェクトを発足しましたことをお知らせ致します。https://t.co/vqhORrDz1R— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) August 25, 2020
コインチェックは、業界初の課金ベース型マンガアプリをリリースしたことで知られる株式会社Link-Uと、ブロックチェーン関連企業の株式会社HashPortが今年3月に設立した合併会社、株式会社Hashpaletteとの共同プロジェクトとして、コインチェックを通じてトークンの販売をする予定だという。
海外からも注目されるマンガやアニメをはじめとする日本の文化のさらなる発展を目指し、独自のブロックチェーンプラットフォーム「Palette（パレット）」上で利用されるユーティリティトークン「PaletteToken（パレットトークン/PLT）」を発行し、IEOを実施する計画だ。
出典：Coincheck
「Palette（パレット）」
「Palette（パレット）」とは、「Palette Chain（パレットチェーン）」というコンソーシアム型ブロックチェーンを基盤とした、ブロックチェーンプラットフォームだ。
マンガやアニメなどを含む様々なコンテンツ活用したデジタルアイテムを、NFT（ノン ファンジブル トークン）としてブロックチェーン上に発行し、管理、流通させるプラットフォームであるとされている。
「PaletteToken（パレットトークン/PLT）」
「PaletteToken（パレットトークン/PLT）」は、主にPalette Chainにおけるコンセンサスノード運営報酬、スマートコントラクトの発行手数料（GAS）、NFT売買に使用される。
イーサリアムブロックチェーン上で発行されるPaletteTokenは、クロスチェーン技術によりPalette Chainとイーサリアムブロックチェーンを自由に行き来することができるという。
コインチェックは昨年8月よりIEOの事業化を検討しており、今回の発表で、その第一弾としてHashpaletteが提供する「Palette Token（PLT）」の販売、流通を支援する。
Hashpaletteはブロックチェーンを活用し、世界に誇る日本の様々なコンテンツ産業のデジタル化を目指している。
また、パートナー企業と共にこれまで実現が難しかったサービスをPalette上で構築していくとし、次のように述べている。
コンテンツ産業全体をみると、グローバル市場の重要性増加や、コロナの影響によるビジネスモデルの転換など大きな転換期を迎えており、デジタルとリアルが有機的に繋がったファン主導の新しいエコシステムの創出が求められております。
Paletteは、様々なコンテンツ領域のトップ企業、そして日本を代表する暗号資産交換業者であるコインチェック社と共に、クリエイターとファンの両方が安心して手軽に利用できるブロックチェーンエコシステムを目指しております。
