米暗号資産取引所Coinbase、取引実行プラットフォームRoutefireを買収
米大手暗号資産(仮想通貨)取引所Coinbaseが、デジタル資産分野における取引実行インフラのプロバイダーRoutefireを買収したことが明らかになった。
As more institutions enter the crypto space, we’re committed to providing the most sophisticated trading services in the space. Today we’re excited to welcome the @routefireio team to Coinbase to help us execute on this commitment. https://t.co/hyGTtGI6Ji
— Coinbase (@coinbase) January 7, 2021
ユーザーに最適な取引を提供する決済プラットフォーム
Routefireは、2017年にサービスを開始したスタートアップで、多くの暗号資産取引所の情報を調べてインテリジェントに注文を送信することにより、トレーダーが取得する価格、手数料、および流動性リスクプロファイルを改善し、注文の効率を高める決済プラットフォームの提供を行っていた。
Routefireは今後もミッションを継続するためにCoinbaseに移行するとし、次のようにコメントしている。
Routefireプラットフォームのサポートは終了しますが、Coinbaseに参加することで、急速に発展している暗号通貨市場に高度な取引インフラストラクチャを提供するという使命を継続できることを非常に嬉しく思います。私たちはこのエコシステムに引き続き深く関わっており、Coinbaseの開発を支援できることに興奮しています。
Coinbaseのアクセス不具合
Coinbaseユーザーの間で、大きな価格変動など不安定な状況下で取引所がオフラインとなり接続できなくなる問題について度々指摘があり、先日ビットコインの価格が史上最高値更新となる40,000ドルまで急増した際も、ウェブサイトやモバイルアプリのダウンなどの問題が報告されている。
今回のRoutefireとの統合により、プラットフォームの強化や、上記の問題のうちのいくつかが改善されることを期待するユーザーも見られる。